東日本大震災被災地支援   上ノ山明彦

 り災証明書の取得方法

 様々な支援金や義援金を受け取る場合、「り災証明書」を持っていることが前提となります。
 自治体では、政府の指導によりほぼ同じような手続き方法を取っています。
 下記に宮城県仙台市の例を引用しておきますので、参考にしてください。具体的な手続きは、ご自宅のある地域を管轄する役所で行ってください。
 「申請に必要なもの」として、次の書類等が必要となっていますが、準備できない方がおられると思います。その場合、現地ボランティア団体や役所の担当者とご相談されることをおすすめします。申請手続きの日時指定もありますので、併せてご相談ください。
★官公署発行の写真付の身分証明書(運転免許証、パスポート、住民基本台帳カードなど)
※震災により、ご用意できない場合はご相談ください。
★被害状況がわかる写真(可能な場合)
★委任状(ご本人、同居親族等以外の方が申請される場合)

<罹災証明書発行:仙台市の例(仙台市役所ホームページより引用)>
http://www.city.sendai.jp/hisaishien/2-1-1risai.html

 「り災証明書」発行のための建物被害認定調査を順次実施していますが、今回の地震・津波による被害が広範かつ甚大であることから、申請から発行までに時間がかかる見込みです。ご理解賜りますようお願いいたします。
 調査員が建物被害認定調査に伺う前に建物の修繕等をされる場合には、後日でも被害の内容を確認できるように、必ず修繕前の被害状況を撮影した写真と工事の見積書や明細書等を保管いただくよう、お願い申し上げます。

※写真としては、「建物の全景」、「建物の損壊部分」、「建物の傾き」等、可能な限り被害状況を把握できる写真を複数枚ご用意ください。

●震災により被害を受けた事業者の方へ
 災害関連の融資制度(市融資制度の経済変動対策資金など)を申込みされる方で、「り災証明書」または「り災届出証明書」の申請をされる方は、できるだけ次のものをご用意ください。

被害状況が確認できる写真(事業所、事業資産等)
被害を受けた市内事業所の所在地が確認できる住宅地図等
(法人の場合)登記事項証明書(現在事項全部証明書または履歴事項全部証明書)の写し(3カ月以内のもの)
その他、被災の状況が確認できるもの

●申請に必要なもの
官公署発行の写真付の身分証明書(運転免許証、パスポート、住民基本台帳カードなど)
※震災により、ご用意できない場合はご相談ください。
被害状況がわかる写真(可能な場合)
委任状(ご本人、同居親族等以外の方が申請される場合)

●被災した建物の修繕又は取り壊しをされる場合のお願い
 市の調査員が建物調査に伺う前に、建物の修繕又は取り壊し等をされる場合には、後日でも被害の内容を確認できるように、できるだけ次のものをご準備の上、各自で保管していただくよう、お願い申し上げます。

修繕前の被害状況を撮影した写真
(1)被害を受けた建物の全景を撮影した写真
(できるだけ4つの方向からの全景がわかるように撮影したもの)
(2)被害を受けた箇所の状況がわかる部分を撮影した写真
(屋根,柱,外壁,内壁,建具,基礎,床,天井,設備など)

取り壊しや修繕の工事等の見積書及び明細書

その他,被害状況を確認するために参考になるもの

 


(2011.5.23更新)

  ●前ページへ