ロアルド・ダールを知りたかったら、彼の自伝を読むべきである。 『少年 』(ハヤカワ文庫) 『単独飛行 』(ハヤカワ文庫) イジメに苦しめられた少年時代、何度も死に遭遇しながらも生き延びたパイロット時代。それを支えたものは母の愛。そして神がダールに使命を与え命を与えたのだろうと思う。『単独飛行』のあとがきは宮崎駿である。これもまた空を愛し、ファンタジーを愛する人ならではの理解ではないだろうか。