東日本大震災被災地支援   DAYO本舗取材班

飯館村(福島県相馬郡)を7/4に取材してきました。全村で除染作業が行われており、除染廃棄物の黒い容器が山積みされています。広い貯蔵場が急ピッチでいたるところに造成されています(写真上段左端)。いったいどれくらい貯めるのかと言葉を失いました。
村内に臼石小学校があります。写真の上段右2枚です。広い敷地で立派な校舎です。その前が除染廃棄物の貯蔵場になっていて、黒い容器がどんどん積み上げられています。
子供たちはこの小学校に帰ることができるのでしょうか?本当に帰ったほうがいいのでしょうか?子供たちの健康は守られるのでしょうか?
除染したから、政府の定めた放射線量を下回っているから安全といえるのでしょうか?
放射線の影響は、表面化してからは遅いので、帰還前にさまざまな立場から検討すべきだと思います。

飯館村からそう遠くないところにある川俣町(福島県伊達郡)に、臼石、草野、飯樋の3つの小学校の合同仮設校舎があります。下段左が全景。写真右の左下の入り口に注目してください。3校の入り口が別々にあります。
元の広々とした立派な校舎からこの仮説校舎へ移らざるを得なかった子供たちと先生たち。どんな思いで過ごしているのかとふと考えました。
こうした厳しい環境ではありますが、子供たちの成長は早いですから、いま何が必要なのか?支援のあり方を多方面から検討する必要があると思います。

●2014年7月4日撮影 福島県相馬郡飯館村(上段)、伊達郡川俣町(下段)
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除染廃棄物 臼石小学校 臼石小学校
臼石小学校仮設校舎 臼石小学校仮設校舎  

2014..7.6更新)

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